なぜ歯周病になるの?原因と“なりやすい人”の共通点とは|はなまるデンタルクリニック|稲沢市の歯医者

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なぜ歯周病になるの?原因と“なりやすい人”の共通点とは


歯周病の症状である「歯ぐきから血が出る」「歯ぐきが下がってきた」というような悩みを抱えているかたは、たくさんいらっしゃいます。


歯周病は、多くの日本人がかかっている身近な病気ですが、実は歯周病になりやすい人には共通点があります。


この記事では、歯周病の原因やなりやすい人、なりやすい場所などを詳しく紹介します。


■歯周病とは

歯周病は、歯を支える組織に炎症が起こる病気で、進行すると次第にグラグラと揺れ、歯を失う可能性があります。


初期は、歯ぐきの腫れや歯みがき時の出血以外の症状が主で、痛みなどを伴うことがなく気づきにくいといった特徴があります。歯ぐきが下がってきた、歯がぐらつくといった症状があらわれたときは、かなり進行している状態です。


歯周病は放置していると悪化してしまうため、早期発見・早期治療が大切です。

歯周病の原因

歯周病の最大の原因は、歯垢(プラーク)の中で増殖した細菌が出す毒素によって、歯ぐきが腫れたり出血しやすくなったりすることです。また、偏った食生活や喫煙、不十分な歯みがき、全身の健康状態なども歯周病の進行に大きく影響しています。


■歯周病になりやすい人にみられる10個の特徴

歯周病になりやすい人には共通する特徴があります。主な特徴を10個紹介するので、自分に当てはまっている特徴があるか確認しましょう。

歯みがきが不十分な人

歯磨きが不十分だと、歯にプラークが溜まって歯周病菌が増殖し、歯周病のリスクが高まります。プラークを放置していると硬い歯石となり、自身の歯みがきだけでは取り除けなくなってしまいます。歯石があると歯ぐきの炎症が長引き、歯周病が悪化しやすくなります。

喫煙者

喫煙をすると歯ぐきの血流の悪化や免疫力低下を引き起こし、歯周病になりやすくなります。また、喫煙は歯にプラークがつきやすくなることもわかっています。

糖尿病などの持病を持っている人

糖尿病やホルモン異常などの全身疾患は、歯周病になりやすいことがわかっています。また、高血圧やてんかんなどの治療薬の中には、副作用として歯周病になりやすくなってしまうものがあるため、該当する薬を服用しているかたは、気をつけなければなりません。

歯並びがよくない人

歯並びが乱れていると、歯みがきをしたときにブラシが届きにくい部分が増え、プラークの落とし忘れがよくあります。歯並びがよくない人は、歯ブラシだけでなくデンタルフロスなどの補助用器具を使って丁寧に歯みがきしましょう。

妊娠中の人

妊娠中は、ホルモン変化により、歯ぐきが腫れやすく、歯周病のリスクが高まります。そのため歯周病にならないように、妊娠前や体調の良い妊娠中に定期検診を受けることをおすすめします。

口で呼吸する習慣がある人

口で呼吸をすると、口の中が乾燥し、唾液による自浄作用が弱まって細菌が増殖しやすい環境になります。できるだけ鼻で呼吸することは、歯周病予防につながります。

甘いものが好きな人

甘い食べ物に含まれている糖分は、歯周病菌の栄養となります。また、甘いものには粘着性が高いものが多いため、歯に付くとなかなか取れず、長時間歯周病菌が増殖しやすい環境が続くことになってしまうのです。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある人

歯ぎしりや食いしばりは、歯に過度な力がかかり歯や歯ぐきがダメージを受けてしまいます。そのため、炎症を起こしやすく、歯周病のリスクが高くなります。


また、過度の力により歯を支えている骨(歯槽骨)の破壊も進みやすくなるため、歯周病が悪化しやすくなってしまうのです。

不規則な生活をしている人

睡眠不足や栄養不足、生活リズムが乱れた生活は、免疫力低下につながり歯周病を発症しやすくなります。

定期的に歯科検診を受けていない人

歯周病は自覚症状があまりないまま進行していく病気です。そのため、定期的に歯科検診を受けていないと早期発見が難しく、歯周病が進行してしまう可能性が高くなります。


■歯周病になりやすい場所

歯周病は口の中の特定の場所に起こりやすい特徴があります。

歯と歯の間

歯と歯の間は歯ブラシが届きにくく、プラークが溜まりやすいため、歯周病になりやすい場所です。デンタルフロスや歯間ブラシを使って、プラークを落とすことが重要です。

奥歯の歯ぐき

奥歯は歯ブラシが届きにくく、プラークが残りやすい部分です。さらに、奥歯の歯ぐきは見えにくいため、磨けたと思っても十分に汚れが落とせていないことがあります。その結果、歯周病が進行してしまう可能性も高くなります。

歯ぐきの境目

歯と歯ぐきの境目は細菌が溜まりやすく、歯周病になりやすい場所です。丁寧に歯みがきをしても汚れやプラークを落としにくいため、歯科医院で定期的にクリーニングしてもらうことが予防につながります。

歯並びが悪い場所

歯並びが悪いと注意して磨いたとしても、歯ブラシが届きにくい場所があります。特に重なって生えている歯の汚れを完璧に落とすことは難しいため、歯周病のリスクは高くなります。


【定期的に歯科検診を受け、歯周病を予防しましょう】

歯周病は口の中の歯周病菌や生活習慣、全身の健康状態が関わる病気です。歯みがきが不十分な人や喫煙者、歯並びが悪い人は特に注意が必要です。

日々の生活習慣を改善して定期的に歯科検診を受け、歯周病を予防しましょう。


はなまるデンタルクリニックには、歯周病学会認定歯科衛生士が在籍し、徹底した歯周病管理を行っています。歯周病を未然に防ぎたいかたは、当院までお気軽にご相談ください。


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